帯状疱疹
帯状疱疹は、子どものころにかかった水ぼうそうのウイルスが、体の中に長く潜んだまま残り、加齢や体調不良、ストレスなどで免疫力が下がったときに再び活動して起こる病気です。
体の左右どちらか一方に、ぴりぴり、ちくちくする痛みや違和感が出たあと、赤みや小さな水ぶくれが帯のようにあらわれるのが特徴です。痛みが強い場合には、夜眠れないほどつらくなることもあります。
帯状疱疹は、早めに治療を始めることが大切です。京都市山科区、山科駅から徒歩2分のけいゆうクリニックでは、皮膚科専門医が症状を確認し、飲み薬による治療や、帯状疱疹ワクチンのご相談にも対応しています。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスによって起こります。水ぼうそうが治ったあとも、ウイルスは神経の近くに残っており、免疫力が低下したタイミングで再び活動することがあります。
発疹は、体の左右どちらか一方に出ることが多く、胸、背中、お腹、顔、首、腕、足など、さまざまな場所にあらわれます。最初は皮膚の痛みだけで、あとから赤みや水ぶくれが出てくることもあります。
帯状疱疹の症状
帯状疱疹では、次のような症状がみられます。
- 体の片側がぴりぴり、ちくちく痛む
- 皮膚が触れるだけで痛い
- 赤い発疹や小さな水ぶくれが出る
- 発疹が帯のように広がる
- 夜眠れないほど痛むことがある
- 発疹が治ったあとも痛みが残ることがある
顔に出た場合は、顔面神経麻痺を起こしたり、目のまわりに症状が出て視力に影響したりすることがあります。顔、目のまわり、耳の近くに症状がある場合は、特に早めの受診をおすすめします。
帯状疱疹の原因
帯状疱疹の原因は、水ぼうそうのウイルスです。加齢、疲れ、睡眠不足、ストレス、体調不良、病気や治療による免疫力の低下などがきっかけになることがあります。
免疫力とは、体を守る力のことです。年齢を重ねると、若いころよりも帯状疱疹を発症しやすくなると考えられています。特に50歳以上の方では、帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛の予防についても考えておくことが大切です。
帯状疱疹の治療法
抗ウイルス薬による治療
帯状疱疹は、ウイルスをおさえる飲み薬を使って治療します。できるだけ早い段階で治療を始めることで、症状の悪化を抑えやすくなります。
痛みが強い場合には、痛み止めを組み合わせることもあります。水ぶくれが破れてただれている場合は、外用薬や処置が必要になることもあります。
帯状疱疹後神経痛について
発疹が引いてからも痛みが長引くことがあり、これを帯状疱疹後神経痛といいます。帯状疱疹後神経痛とは、皮膚の発疹が治ったあとも神経の痛みが残る状態です。
ぴりぴりする、焼けるように痛い、服が触れるだけで痛い、といった症状が続くことがあります。痛みが長引く場合は、痛みをやわらげる薬を使いながら経過をみます。
帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹は、発症すると強い痛みをともない、治ったあとも痛みが長く残ることがあります。そのため、かからないための予防として、ワクチンを検討することが大切です。
帯状疱疹ワクチンには、生ワクチンと組換えワクチンの2種類があります。
生ワクチン
接種回数
1回
特徴
1回の接種で済み、費用を抑えやすいのが特徴です。免疫が低下している方では接種できない場合があります。
組換えワクチン
接種回数
2回
特徴
2か月以上あけて2回接種します。予防効果が高く、免疫が低下している方でも接種を検討しやすいワクチンです。
2025年度から、帯状疱疹ワクチンは一部の年齢の方を対象に定期接種となっています。自己負担額や対象年齢は自治体によって異なるため、詳しくはお住まいの自治体の案内をご確認ください。
顔面神経麻痺とエムフェイスについて
帯状疱疹の合併症で神経がダメージを受け、顔面神経麻痺になってしまうことがあります。口がしまらずよだれが垂れる、目を閉じられない、顔がゆがむ、左右差が気になる、といった症状が出ることがあります。
短期的には、ステロイド剤などを内服して治療するのが一般的です。ただし、症状が長引いた場合には、当院の筋肉治療であるエムフェイスが、お役に立てる可能性があります。
エムフェイスは、もともと顔のリフトアップを目的としてつくられた機器ですが、顔面神経麻痺による顔の左右差に対して有用性が示唆された報告があります。
こちらは、ダメージを受けた神経を直接治す治療ではありません。ただ、使われなくなった筋肉は衰えやすいため、筋肉の衰えを防ぐこと、リハビリの補助、残ってしまった左右差への対策として役立つ可能性があります。効果には個人差があり、状態によって適応が異なりますので、診察時にご相談ください。
エムフェイスは自費診療です。帯状疱疹後の顔面神経麻痺に対する標準治療ではないため、治療内容、費用、期待できること、限界について事前にご説明します。
帯状疱疹についてのよくある質問
Q1. 帯状疱疹かもしれないときは、すぐ受診した方がよいですか
A1. はい。帯状疱疹は早めに治療を始めることが大切です。体の片側にぴりぴりした痛みや水ぶくれが出た場合は、できるだけ早くご相談ください。
Q2. 発疹がなくても帯状疱疹のことはありますか
A2. 初期には痛みや違和感だけで、あとから発疹が出てくることがあります。痛みの場所や経過から疑われる場合がありますので、気になる症状があれば受診してください。
Q3. 帯状疱疹は人にうつりますか
A3. 帯状疱疹そのものとしてうつるわけではありませんが、水ぼうそうにかかったことがない方には、水ぼうそうとして感染する可能性があります。水ぶくれがある時期は、乳幼児、妊婦さん、免疫が低下している方との接触には注意しましょう。
Q4. ワクチンはどちらを選べばよいですか
A4. 年齢、持病、免疫状態、費用、接種回数の希望によって適したワクチンは異なります。生ワクチンと組換えワクチンの違いをご説明したうえで、一緒に検討します。
院長より
帯状疱疹は、見た目の発疹だけでなく、痛みがとてもつらい病気です。特に、発疹が治ったあとも痛みが残る帯状疱疹後神経痛や、顔に出た場合の顔面神経麻痺、目への影響には注意が必要です。
けいゆうクリニックでは、皮膚科専門医が症状を確認し、抗ウイルス薬による早期治療、痛みへの対応、帯状疱疹ワクチンのご相談まで行っています。また、顔面神経麻痺後の左右差や筋肉の衰えに対して、エムフェイスを含めた自費診療の相談にも対応しています。
京都市山科区、山科駅周辺で、体の片側の痛みや水ぶくれ、帯状疱疹ワクチンについて気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
