糖尿病
健診で血糖値やHbA1cの異常を指摘された方へ。糖尿病は症状がなくても進行することがあります。早めに状態を確認し、合併症を防ぎながら日常生活を続けるための治療が大切です。
糖尿病とは
血糖を調節するホルモン「インスリン」の分泌が不足したり、働きが弱くなったりして、血糖値が高い状態が続く病気です。
1型、2型などの種類があり、遺伝的な体質、自己免疫、ほかの病気など、さまざまな要因が関係します。生活習慣だけが原因とは限りません。1型糖尿病では、原則としてインスリンを補う治療が必要です。
症状と受診のきっかけ
初期には自覚症状がないことも多く、健診で初めて分かる場合があります。血糖値が高くなると、次のような症状がみられます。
- のどが渇く、水をよく飲む
- 尿の量や回数が増える
- 意図せず体重が減る
- 疲れやすい、だるさが続く
症状が急に出た場合や、嘔吐して水分が取れない場合は早めに医療機関へ相談してください。意識がはっきりしない、強い息苦しさがある場合は119番に連絡してください。
診察と検査
血糖値やHbA1cなどの血液検査、症状、過去の検査結果を合わせて判断します。1回の数値だけで確定できない場合は、再検査などで確認します。
健診結果とお薬手帳をお持ちください。検査前の食事や服薬については、自己判断で変更せず、事前に受診先へ確認しましょう。
治療と日常生活
食事療法、運動療法、飲み薬や注射薬を、糖尿病の種類や状態に合わせて組み合わせます。年齢、持病、低血糖の起こりやすさなどを考慮し、血糖やHbA1cの目標を個別に決めます。
極端に食事を抜いたり、自己判断で激しい運動を始めたりせず、続けられる方法を相談しましょう。治療薬によっては低血糖に注意が必要です。体調不良で食事が取れない日の対応も、あらかじめ担当医に確認しておくと安心です。
数値が改善しても、通院やお薬・インスリンを自己判断で中止しないでください。
合併症を防ぐために
高血糖が長く続くと、目、腎臓、神経などに障害が起こるほか、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高まります。血糖だけでなく、血圧や脂質、喫煙にも目を向けることが大切です。
定期的な検査に加え、眼科での確認や足の観察なども継続します。必要な検査や専門医への相談については、診察時にご確認ください。
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